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上部頸椎の損傷(健康雑誌劉先生が考案)

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年齢・姿勢・事故や怪我による上部頸椎の損傷があらゆる不調を引き起こす。頸椎周辺の均衡機能が失われると不調が出る

 

 頭痛、めまい、悪心、嘔吐感、心悸、不眠、肩こり、手指のしびれ、突然の血圧上昇、記憶力の著しい低下、脱毛、耳鳴り、目のかすみや疲労、不眠、顎関節症―これらはすべて、頸椎から、一般的の症状です。 

 その要因は、大きく4つに分けることができます。 

@    齢的な要因 

器械と同じように頸椎を長く使い続ければ椎間板などが当然傷んできますし椎骨体の周辺に刺が出るなどの退化性変性を起こしやすくなるため、中高年になると次第に首の痛みが出てきます。 

A職業的な要因 

 長時間同じ姿勢で机に向かう、頭や首を常に同じ方向へ向けているような職種の人も、首に痛みが出やすくなります。 

B睡眠姿勢による要因 

 枕の高低、横になって本を読む、うつ伏せで寝る習慣などが頸椎周辺の筋肉、靭帯、関節の平衡失調を引き起こし、首に損傷が生じやすくなります。

C外的な要因

 頭部の外傷、交通事故によるむちうち症、頸部に負担のかかる激しいスポーツ、子供の頃のひどい転び方などでも首は損傷します。

 頸椎症は、これら4つの要因によって頸椎周辺の軟部組織である筋肉、靭帯、筋膜、関節嚢が損傷している状態です。

 頸椎には、全部で7個の頸椎骨がありますが、これらが整然と配列しているのは、頸椎周辺に骨を安定させる筋肉や筋肉膜などの軟部組織があるからです。付け根を地中深く埋められ、周囲を鋼線で固定することによってしっかり立っている「電柱」のように、頸椎もまた周辺の筋肉や靭帯によって均衡な力で一直線に固定、維持されています。しかし、先に挙げた4つの原因や普段の生活習慣の積み重ねによって軟部組織が損傷を受けると、筋肉の自己調節機能によって過緊張、痙攣、癒着、カルシウム化などが起こり、筋肉は短くなって「筋短縮」を起こしてしまいます。すると頸椎周辺の機能が弱まり、均衡力も失われていくのです。結果として、頸椎は正常に安定せず、輪転、移動、前後にズレるようになり、頸椎骨間を通っている神経や血管を圧迫してしびれなどさまざまな不調が起こってしまいます。

上部頸椎に癒着した筋肉をほぐすのが重要 筋肉をほぐすのが重要

 

QQ截?20120727180224.png7つの頸椎骨のうち、最も重要なのが上部の第一頸椎と第二頸椎です。この2つの骨の間にだけは椎間板が存在しないため、自由で大きな関節運動が可能であり、同時に首を自在に動かすことができるわけです。実際、頸椎の可動域の約半分を、この2つの上部頸椎が担っているのですが、それほど可動域が大きいということは、逆に障害を受けやすい不安定な場所である、と言えるのです。 

 上部頸椎の深い筋肉層には、下頭斜筋・上頭斜筋・大後頭直筋という3つの筋肉があり、これらに囲まれた三角形の部分を「後頭下三角」と言います。そしてこの中には、頭に向かう大後頭神経や小後頭神経など重要な神経と、頭に栄養を送る椎骨動脈が通っています。この筋肉が、さまざまな損傷要因によって「筋短縮」を起こすと、血管と神経が圧迫され、頭痛やめまいといった症状が現れてくるのです。例えば長時間に渡って頭を前屈させていると、後頭下三角の隙間が狭くなってしまいます。これによって椎骨動脈が圧迫されると血行障害が引き起こされて「めまい」を生じ、大後頭神経が圧迫されると筋肉が緊張して「頭痛」が起こるわけです。 

 さらに、上部頸椎の浅い筋肉層には、僧帽筋・肩甲擧筋・頭板状筋・脊柱起立筋などがあるのですが、深い筋肉の萎縮に従ってこれらの筋肉にも短縮が起こりやすくなってしまいます。すると、筋肉の均衡性や安定性がより失われることになり、頸椎周辺の筋肉に炎症を起こしたり、椎骨動脈をさらに圧迫して、症状はますます悪くなってしまうのです。 

 頸椎症の症状を改善するためには、骨よりも軟部組織に焦点を定めて、硬く短くなってしまった筋肉をほぐしていくことが重要です。

当院では中国特種鍼灸を使って固くなった筋肉を柔かくさせる手段ですが、

患者は鍼の治療後にその効果を続けるために自分で簡単な刺激でも頸椎に癒着した筋肉を楽にほぐすことが可能です。

さまざまな方法を紹介しますので、 毎日続けてみてください。 

 上部頸椎とは、@Aの頸椎骨のこと。7つの頸骨の中でも特に重要であり、椎間板がないのが特徴。そのために運動の制約がなく、自由に大きく動かせるようになっている。

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頭痛やめまいなどの不調は、上部頸椎の周囲の筋短縮が原因。日頃のケアで筋肉の癒着やこわばりを軽減することで緩和される。

 

 

 



首の深い筋層をほぐす

【後頭下三角もみ】QQ截?20120727180133.png 

 

 まずは、上部頸椎の深い筋肉層をほぐしていきましょう。一番上にある第一頸椎の周囲には、深い筋肉層の中の上頭斜筋と下頭斜筋、第二頸椎の周囲にはやはり下頭斜筋に加え、大後頭直筋が付着しています。この3つの筋肉に囲まれた「後頭下三角」という筋肉が硬くなることで過緊張や血行障害が起こり、頭痛やめまいが誘発されるという理論は先に説明しました。 

頸椎症を改善する第一歩は、上部頸椎に付着している3つの筋肉をほぐすことから始まります。ここが柔らかくなると後頭下三角の緊張も緩み、中を通っている神経や血管を圧迫から解放することができるので、不快な症状をすぐに撃退できるでしょう。 


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QQ截?20120727180110.png 両手の親指に力を入れながら、両耳垂の後ろ、やや下あたりを触っていくと、痛くてグリグリと固まった筋肉を見つけることができます。これが第一頸椎に付着した固まった筋肉です。さらに、頭を少し下に向け、後頭部の下首の付け根の間に両手の中指を置いて、力を入れながら左右に少しズラすと痛みを感じるポイントがあります。これが第二頸椎周辺に付着した固まった筋肉です。どちらもしっかりと刺激して、柔らかくほぐしてあげましょう。
 

 

両耳垂の後ろのやや下にある痛くてグリグリの塊は第一頚椎に付着した筋肉です。。その2つのツボを挟んだちょうど中央あたりにあるのが第頭と首の間の両側に第二頸椎に付着した筋肉です 

 

両手の親指を第一頚椎あたりの塊に当てて押します。軽い力から始めて、慣れてきたら気持ちいいと思う程度の力で押しましょう。他の4本の指は、後頭部に自然に添えておくこと。 

 

人差し指と中指を首の付け根の中央部分に当てて、痛みのある箇所を見つけます。そのままリズムよく、上に引き上げるような感じで揉みましょう。 

 

 

右手の人差し指から小指までを首の付け根に当て、左手を上に重ねてグーッと力を入れて押します。手を入れ替えて反対側も行いましょう。 

 

辛い時は一日3回、 

1回につき10分間 

ケアのためには一日3回、 

1回につき3分間 

毎日の習慣にしましょう

ペットボトルマッサージ首の筋層をほぐす

 

首の浅い筋層をほぐす【ペットボトルマッサージ】

 QQ截?201208011627010.png首コリをほぐすために、整体院などでマッサージを受けたことがある人は多いでしょう。しかしこの場合、筋肉が固定されて動けない状態のままで受動的にマッサージをしてもらわなければならないため、理想的な効果を得られないことがあります。

 そこでおすすめしたいのが、1・5gのペットボトルを使って自分でできるマッサージ法です。仰向けに寝た首の下にペットボトルを置き、首を支えるような感じで左右、上下、前後に首を動かすという方法ですから、誰でも簡単にできます。しかも他人から受けるマッサージと異なり、ボトルの圧力と自分の首を動かす力を合わせられるので、首周辺の硬くなった浅い筋肉層や靭帯を効率的にほぐすことができるのです。 

 ペットボトルの中に温かいお湯を入れて行なえば、温熱効果もプラスされて、より効果的でしょう。首は、頭と体の間にある重要な血管や神経を通す大切な連絡通路であり、内臓を調節する自律神経もたくさん分布している場所です。継続的に行なえば、体中のさまざまな不調も同時に解消できます。 

 仰向けに寝て、首の下に温かいお湯を入れたペットボトルを置き、首をしっかり支えます。そのままの状態で、まずは首を左右にゆっくり動かし、同様に上下、前後と動かします。

 

 一日2回、

 

1回につき35分間行いましょう

 


【テニスボールマッサージ】を首をほぐす

首とつながる僧帽筋をほぐす【テニスボールマッサージ】

  僧帽筋は、上部頸椎とつながっている浅い筋肉層の一部です。頸椎症の人の多くは、首から肩、そして背中の中央まで広がっている僧帽筋も短縮しているため、首コリと同時にひどい肩コリにも悩まされるケースが多いようです。また、日常生活で続けている悪い姿勢、ストレスなどでも僧帽筋は硬く緊張してしまうものですが、これによってさらに首の痛みが強くなるという悪循環も考えられますから、日頃からほぐしておくことが必要でしょう。

 QQ截?20120727180018.png自分では手の届きにくい場所なので、テニスボールとストッキング、壁を利用してしっかり刺激を加えていきましょう。

 ストッキングの片足側にテニスボールを1個入れます。

 

壁の前に立ち、ボールを背中中央の僧帽筋のあたりにセットします。

片手でストッキングの端を持ち、ボールに体重をかけながら圧痛点を探し、気持ちいい程度の力で刺激します。

 

一日2回、

1回につき35分間行いましょう


首によく効くツボを刺激する【後渓ツボ押し】 【後渓ツボ押し】

首によく効くツボを刺激する【後渓ツボ押し】

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 私が長年の臨床経験の中で見つけたのが、首の痛みに大変よく効く「後渓」というツボです。これは、中国全土でも大勢の人が実践しており、「確実に効く」ということが実証されている方法のひとつです。このツボを刺激すれば首はもちろん、肩のコリや痛みもすっきり取れるでしょう。

 ツボのある場所を見つけるのも簡単です。握りこぶしを作ると、小指側に2つの横線が出てきます。そのうちの、下の線のいちばん外側のあたりが「後渓」のツボです。いつでもどこでも刺激できるポイントですから、両手のツボを交互に、こまめに親指の先端で押してみてください。最初は弱めに、慣れてきたら強く刺激していきましょう。一日の終わりには首の痛みはもちろん、目の疲れも軽くなっているはずです。

 押すのはココ!!

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こぶしを作ったときにできる小指側の2本線のうちの、下の線のいちばん外側にあるのが「後渓」のツボ。押すと軽い痛みがあります。

 

イラスト10キャプション

手のひらを上にして握りこぶしを作ります。親指でリズミカルに、やや痛みを感じる程度にツボを押します。反対側の手も同様に。

 

イラスト11キャプション

デスクワークの時間が長い人は、机の縁に両手の「後渓」のツボを押しあて、手首の関節で両手を上下に往復させるか、ツボに体重をかけて体を前後に動かして刺激します。

 

30分〜1時間ごとに

35分間ずつ刺激しましょう


脳の血流を促進して痛みを軽減する【100回髪梳かし】 【100回髪梳かし】

頸椎症の患者さんの中には、首の痛みやコリ、頭痛やめまいに伴って「髪の毛がよく抜ける」「記憶力が落ちる」という症状に悩まされている人もかなり多くいらっしゃいます。これは、首がつまっているために必要な栄養分が頭や脳まで行き渡らないがゆえに起こる問題です。

 QQ截?20120727175857.png解消するためには、10本の指またはクシで髪の毛を何回も梳かすだけ、という簡単な方法を実践すれば大丈夫です。これは、中国で100歳を超えても健康で長生きしているお年寄りのほとんどが実践している習慣でもあります。

脳の血流と脳細胞の新陳代謝が促進され、首の痛みとともに頭痛やめまい、抜け毛や記憶力の減退も改善することができます。

 

両手の10本の指で、頭の前から後ろへむらなく、髪を梳かしていきます。さらに10本の指で、頭のてっぺんもたたきましょ

指の代わりにクシを使ってもOK。頭の前から後ろへ、首の上部までしっかり100回梳かします。

 

一日2回、100回ずつ

髪を梳かしましょう

頭のてっぺんも100回たたくと

より効果的です


首の局部の血行を促進して痛みと腫れをとる【熱塩袋パック】 【熱塩袋パック】

 

首の局部の血行を促進して痛みと腫れをとる【熱塩袋パック】

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冬になるとマフラーを巻くのは、首に脂肪や筋肉が少なく、寒さに弱いためです。また夏場でも、エアコンや冷たい飲み物などの影響で首は知らず知らずのうちに冷えてしまっています。頸椎症のある人は、この冷えによってますます血行が滞り、症状が悪化してしまう場合があるので、年間を通して首を温める必要があります。

 使い捨てカイロを首に当てるのも一案ですが、さらに有効なのが 

私が考案した「熱塩袋」で温める方法です。首の血管を拡張させて血行を促進するだけでなく、塩の成分が局部に蓄積した老廃物や炎症を消してくれます。

20×40pくらいの綿袋の中に岩塩500gを入れて、袋の口をしっかり縛ってから電子レンジで2分間温めます。または岩塩をフライパンで空煎りしてもよいでしょう。

 

首の下に「熱塩袋」を当てて、しばらく横になります。熱すぎる場合は、袋をタオルで包んで当ててください。 

一日23回、 

一カ月間続けましょう 

首全体の血流を促進する【オンドリ体操】 【オンドリ体操】

首全体の血流を促進するオンドリ体操】

 頸椎症の改善には、生活習慣や姿勢の悪い癖を意識的に正していくことも必要です。同じ姿勢を1時間以上続けただけでも、首にはかなりの負担がかかってしまいます。そんなときにぜひ行なっていただきたいのが、この「オンドリ体操」です。首を鶏のように伸ばすことによって硬くなった筋肉がほぐれ、首全体の血流が促進されるので、その場で痛みやコリが楽になります。

「オンドリ体操」を、毎日の習慣にしましょう。続けるほどに首の痛み、こりはもちろん、頭痛やめまいなども軽減されていきます。

QQ截?20120727175757.png両足を肩幅に開いて椅子に座り、両手を太ももの上に置きます。視線を前方に向けて、全身をリラックスさせましょ

目を閉じて、鶏が高い位置にある葉っぱをついばんでいるイメージを描きながら、首を前方上に伸ばします。

 

そのままの状態から、今度は首を前方下に伸ばして5秒間キープします。このとき、肩が首と一緒に前に出ないように注意してください。

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首をゆっくりと元の状態に戻しましょう。ここまでの流れで1セットになります。

 

一日3回、

3セット行いましょう


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